フランス旅行情報メモ7:フランスのレストランが居酒屋化している件 ― 2019年03月17日 04:30
日本人が「先付、お凌ぎ、お椀、向付、八寸……」といった懐石料理のフルコースを常食しているのではないように、フランス人が、普段、食べている食事もそんなに豪華ではありません。それでも、「コース」という概念は長く残り、大衆レストランの定食(menu)は、だいたい、こんな組み合わせになっていました。
オードブル(パテとかサラダとか)orスープ
メインディッシュ
デザートorチーズ
少なくとも10年くらい前まで、多くの客はこんなスタイルで食事をしていたのです。
ところが、久しぶりにフランスに行き、いろいろなレストランを回ってみると、だいぶ様子が違っていましたね。高級店でなければ(名称はビストロだったりブラッスリーだったりカフェだったりすることが多い)、注文はかなり自由にできるのです。
もちろん、以前でも「オードブルはなしでメインディッシュのみ」という客は少なからずいました(ある意味、粋な注文方法だった)。しかしそれでもデザートかチーズは食べるので、わずかながらでも「コース」の残滓は感じられたのです。しかし、今回、周囲のフランス人の食事風景を見回してみると、まったくそんな感じがしません。それぞれ、食べたいものだけを勝手に頼み、順番を気にしているようには思えませんでした。
特に目立ったのは、デザートを頼まない人が増えていることです。おそらくダイエット志向が強くなり、敬遠され始めているのでしょう。また、チーズを食べている人もみかけなかったですね。もともと、料理だけで足りないから最後にチーズとパンでお腹を膨らませるという「締めのお茶漬け」感覚だったので、カロリーを気にし始めたら自然に注文しなくなります。
さらに、フランス料理に欠かせないはずのワインも、頼んでいる人は夜で半数くらい、昼だと2割以下でしょうか。驚くのは平然とコーラを飲みながら食事をしている人もいたことで、思わず「アメリカ人か!」と突っ込みそうになりました。
このような状況変化を受け、私たちがフランスで食事をする場合、どのように注文すればいいのか? 店に入り席に案内されたら、おもむろにメニュー(フランス語ではcarte)を眺めます。するとそこには、こんな順番で料理名が並んでいるはずです(写真を参照)。
第一グループ
Entree(オードブルとスープ)、Salade(サラダ)
Fruits de mer(海の幸の意味で生牡蠣や魚介盛り合わせなどの冷製料理)
第二グループ
Poisson(魚介料理)、Viande(肉料理)
または上の2つを合わせてplat principal(メインディッシュ)
第三グループ
Dessert(デザート)、Fromage(チーズ)
メニュー上ではあくまで「コース」になっているのですが、そこはあまり気にしないでください。とりあえず第一+第二グループの中から1品だけ選び、注文します(つまり、1人1品ずつ)。なお、フランス語がまったくわからない人は英語や日本語のメニューがある店に行くか、最近は公式サイトでメニューを公開しているケースも多いので(営業中は店の前にも必ず置いてある)、事前に予習をしておくといいでしょう(フランス語のメニューを解読するだけであれば、1時間ほどの学習で充分です)。
ほとんどの場合、1品でお腹が満たされると思いますが、足りなければもう1品追加します。なお、第一グループと第二グループの違いは、前者のほうが、若干、量が少ないだけで(あと、冷製料理が多い)、実はあまり明確な区別はなくなっているように感じますね。なので、メインディッシュのあとに「もう少し食べたいから」とオードブルを頼んでも、怒られることはないはずです(たぶん)。あとは、好みでデザートかチーズを加えてもいいし、そこで食事を終えてもかまいません。
つまり、最初にすべての料理をオーダーするのではなく、お腹の様子をみながら、ひとつずつ注文していくのです。
ワインを合わせるのであれば、グラスやカラフェで提供されるいちばん安いやつで充分。大衆店にはソムリエなどいないのだから、白でも赤でも好きなほうを飲めばいいのです。
料理とワインの組み合わせを細かく気にするのは、フランスでも一部の人だけです。ざっくり「肉には赤、魚には白」といったお約束はあるものの、豚肉であれば白を合わせることは多いし、ポルトガルあたりでは焼魚に赤ワインは常識です。だから、あまり深く考えず、そのとき飲みたいものを飲んでください。
お酒が飲めない人はわざわざ瓶入りの水など頼まず、じっとしていれば大丈夫です。これも最近の傾向なのですが、水道の水をワインの空き瓶などに入れてもってきてくれます(ワインを頼んだ場合でも出てくることが多い)。フランスの水道水はそのまま飲んでまったく問題がないので(というか、普通においしい)、安心してください。現地の人もそれがあたりまえになってきているようで、ちょっと気の利いた店では冷蔵庫で冷やした水を出してくれます(もちろん、タダ!)。
個人的に驚いたのは、最初にビールで喉を潤してからワインに移っていく人を何度かみかけたことです。ちょっと前のフランスではあまり考えられない注文方法でした。もっとも、これも特に不思議なことではなく、彼らはレストランに入る前にカフェで待ち合わせや時間つぶしをすることがあるのですが、その場合は、たいていビールを飲んでいます。つまり、食前酒として認めているのですから、「とりビー」もありなのです。
ここまでの話をまとめると、フランスでも食事をするときのルールはどんどんなくなり、「好きなものを好きなタイミングで食べ、飲みものも自由」という方向に進みつつあることがわかります。となると、これって日本の居酒屋と同じなのではないでしょうか。一般にフランスの料理店は日本より高く、ワインを2杯ほど飲むと1食30ユーロ(約3800円)以上はするものです。しかし、居酒屋に入ったのだと思えば、実はそんなに不当な価格ではなく、料理の質を考えれば、むしろ安いと感じることさえあります。そんなわけで、フランスの大衆レストランはかなり自由に飲食できますから、雰囲気に呑まれることなく、堂々と楽しんできてください。
オードブル(パテとかサラダとか)orスープ
メインディッシュ
デザートorチーズ
少なくとも10年くらい前まで、多くの客はこんなスタイルで食事をしていたのです。
ところが、久しぶりにフランスに行き、いろいろなレストランを回ってみると、だいぶ様子が違っていましたね。高級店でなければ(名称はビストロだったりブラッスリーだったりカフェだったりすることが多い)、注文はかなり自由にできるのです。
もちろん、以前でも「オードブルはなしでメインディッシュのみ」という客は少なからずいました(ある意味、粋な注文方法だった)。しかしそれでもデザートかチーズは食べるので、わずかながらでも「コース」の残滓は感じられたのです。しかし、今回、周囲のフランス人の食事風景を見回してみると、まったくそんな感じがしません。それぞれ、食べたいものだけを勝手に頼み、順番を気にしているようには思えませんでした。
特に目立ったのは、デザートを頼まない人が増えていることです。おそらくダイエット志向が強くなり、敬遠され始めているのでしょう。また、チーズを食べている人もみかけなかったですね。もともと、料理だけで足りないから最後にチーズとパンでお腹を膨らませるという「締めのお茶漬け」感覚だったので、カロリーを気にし始めたら自然に注文しなくなります。
さらに、フランス料理に欠かせないはずのワインも、頼んでいる人は夜で半数くらい、昼だと2割以下でしょうか。驚くのは平然とコーラを飲みながら食事をしている人もいたことで、思わず「アメリカ人か!」と突っ込みそうになりました。
このような状況変化を受け、私たちがフランスで食事をする場合、どのように注文すればいいのか? 店に入り席に案内されたら、おもむろにメニュー(フランス語ではcarte)を眺めます。するとそこには、こんな順番で料理名が並んでいるはずです(写真を参照)。
第一グループ
Entree(オードブルとスープ)、Salade(サラダ)
Fruits de mer(海の幸の意味で生牡蠣や魚介盛り合わせなどの冷製料理)
第二グループ
Poisson(魚介料理)、Viande(肉料理)
または上の2つを合わせてplat principal(メインディッシュ)
第三グループ
Dessert(デザート)、Fromage(チーズ)
メニュー上ではあくまで「コース」になっているのですが、そこはあまり気にしないでください。とりあえず第一+第二グループの中から1品だけ選び、注文します(つまり、1人1品ずつ)。なお、フランス語がまったくわからない人は英語や日本語のメニューがある店に行くか、最近は公式サイトでメニューを公開しているケースも多いので(営業中は店の前にも必ず置いてある)、事前に予習をしておくといいでしょう(フランス語のメニューを解読するだけであれば、1時間ほどの学習で充分です)。
ほとんどの場合、1品でお腹が満たされると思いますが、足りなければもう1品追加します。なお、第一グループと第二グループの違いは、前者のほうが、若干、量が少ないだけで(あと、冷製料理が多い)、実はあまり明確な区別はなくなっているように感じますね。なので、メインディッシュのあとに「もう少し食べたいから」とオードブルを頼んでも、怒られることはないはずです(たぶん)。あとは、好みでデザートかチーズを加えてもいいし、そこで食事を終えてもかまいません。
つまり、最初にすべての料理をオーダーするのではなく、お腹の様子をみながら、ひとつずつ注文していくのです。
ワインを合わせるのであれば、グラスやカラフェで提供されるいちばん安いやつで充分。大衆店にはソムリエなどいないのだから、白でも赤でも好きなほうを飲めばいいのです。
料理とワインの組み合わせを細かく気にするのは、フランスでも一部の人だけです。ざっくり「肉には赤、魚には白」といったお約束はあるものの、豚肉であれば白を合わせることは多いし、ポルトガルあたりでは焼魚に赤ワインは常識です。だから、あまり深く考えず、そのとき飲みたいものを飲んでください。
お酒が飲めない人はわざわざ瓶入りの水など頼まず、じっとしていれば大丈夫です。これも最近の傾向なのですが、水道の水をワインの空き瓶などに入れてもってきてくれます(ワインを頼んだ場合でも出てくることが多い)。フランスの水道水はそのまま飲んでまったく問題がないので(というか、普通においしい)、安心してください。現地の人もそれがあたりまえになってきているようで、ちょっと気の利いた店では冷蔵庫で冷やした水を出してくれます(もちろん、タダ!)。
個人的に驚いたのは、最初にビールで喉を潤してからワインに移っていく人を何度かみかけたことです。ちょっと前のフランスではあまり考えられない注文方法でした。もっとも、これも特に不思議なことではなく、彼らはレストランに入る前にカフェで待ち合わせや時間つぶしをすることがあるのですが、その場合は、たいていビールを飲んでいます。つまり、食前酒として認めているのですから、「とりビー」もありなのです。
ここまでの話をまとめると、フランスでも食事をするときのルールはどんどんなくなり、「好きなものを好きなタイミングで食べ、飲みものも自由」という方向に進みつつあることがわかります。となると、これって日本の居酒屋と同じなのではないでしょうか。一般にフランスの料理店は日本より高く、ワインを2杯ほど飲むと1食30ユーロ(約3800円)以上はするものです。しかし、居酒屋に入ったのだと思えば、実はそんなに不当な価格ではなく、料理の質を考えれば、むしろ安いと感じることさえあります。そんなわけで、フランスの大衆レストランはかなり自由に飲食できますから、雰囲気に呑まれることなく、堂々と楽しんできてください。
ミャンマー旅行情報メモ1:ビザ免除で何が変わったのか? ― 2019年03月23日 03:21
ミャンマーが魅力的な旅行先であることは早くから伝えられていました。ところが、長く続いた軍事政権が外国人観光客の受け入れに積極的とはいえなかったため、旅をするにはいろんな障壁があったのです。
まず、ビザ取得に5000円くらいかかりました。航空運賃も安いとはいえなかったので、タイやマレーシアに比べると出費が嵩んだのです。さらに、5年ほど前までは入国の条件として300ドル分の強制両替が義務づけられており、1日の食費が10ドル以下で済むこの国でこれだけの大金を使い切るのは大変でした。
そんな「敷居の高い」ミャンマーが2018年10月から日本人向けのツーリストビザを免除することになったのですから、話題になるのは当然です。しかも、正式な決定ではなく、「試行期間は1年間」とアナウンスされていたのですから、その後、どうなるかわからない。実際には今回の措置によって多くの観光収入が得られたようで、2年目以降も継続されるとみられていますが、それでも確証がない以上、このチャンスを逃すわけにはいきません。
そんなわけで、2019年1月4日、僕はヤンゴン国際空港のイミグレーションカウンターの前に並んでいました。「ビザ免除の情報がちゃんと伝わっていなくて揉めるのではないか?」とか「なんやかやと理由をつけて非公式なお金を請求されるのではないか?」といった疑いがなかったわけではないものの、すべて杞憂に終わり、係員はパスポートを簡単にチェックしただけで、あっさり入国を認めてくれたのです。
しかも、ビザなしの国でも記入を求められることが多い入出国カードもなかったので、「滞在中の宿泊先」といった、管理上、重要な情報さえ提出する必要がありません。日本人にとって馴染みの深い渡航先であるタイでは、記入したカードはもちろん、帰りの航空券などもチェックされることがあるので、入国審査はけっこう厳しいものがあります。イミグレ前に長い行列ができることも多く、だからこそ、ミャンマーの「あっさり感」はかなり新鮮でした。
「ずいぶんチェックがぬるいなー」と思いつつ、その日は先にミャンマーに来ていた友人夫婦とおいしいカレー屋で食事をし、夜、ホテルに戻ってから改めてパスポートを確認したところ、意外なことに気づきます。というのも、入国スタンプのところにヤンゴンまでの飛行機の便名がしっかり書き加えられていたからです(写真参照)。入国審査のときには航空券(eチケットの控え)も搭乗券も見せていないので、事前に搭乗者リストが航空会社から届けられ、それを照らし合わせたうえで許可が下りたことになります。出国スタンプにヤンゴンからバンコクに行く便名が記入してあるのも同様で、係員は搭乗券を細かくチェックする様子もなく便名を記入していたから、チェック用のモニターにその情報が表示されていたのでしょう。
つまり、ミャンマーのイミグレーションでは外国からの旅行者を主に「予約の入っている入国と出国の航空券」で管理していることがわかります。これはけっこう賢い方法で、対象者がどんな目的で来たか、一発で判定でき、自己申告に頼るより安全です。
たとえば、入出国のルートが一般的な旅行者と大きく異なれば、要チェックの対象になります。日本人なのに第三国から来て別の第三国に抜けるようなケースがそれにあたり、どう考えてもシンプルな観光目的ではないのですから、それがわかった時点で問い詰め、本当に怪しい人物かどうか判断すればいいのです。
その他、ビザなしの滞在期間は最長1カ月までは認められているものの、通常、そんなに長く観光することはありませんから、ぎりぎりの日程を組んでいるいる人は別の理由があります。あるいは、行きと帰りの航空会社にまったく関連がない場合も怪しいですね(ダミーの航空券かもしれない)。
もちろん、どんなルートやスケジュールであれ、悪いことをしていなければ堂々としていていいのですが、「入出国便の情報」に突っ込みどころがあるような人はイミグレで厳しく追及される可能性ああるので、事前にしっかり準備をしていってください。
最後に、市内への行き方について。ネットでも多くの人が書いているようにシャトルバスが超お勧めです。ターミナルビルを出たら左に歩き、右側の駐車場をチェックしていきます。すると赤い縁取りのバスがみつかるので(大きなルート図が貼ってあるので、すぐわかる)、迷わず乗ってください。料金は500チャット(約35円)と激安。Grab taxiの20分の1くらいなので、利用しない手はありません。ただし、高額紙幣だとお釣りをもらえないことがあるので、1000チャット以下の紙幣を用意しておくことです。走り出したらグーグルマップなどで居場所をチェックし(simは空港で簡単に買えます)、自分のホテルの近くで降りてください。僕はスーレー・スクエアで降りてホテルまで10分ほと歩きましたが、ミャンマーは割と治安がいいので、大きな荷物を引きずりながら移動していても、まったく不安は感じませんでした。
※参考URL
https://tabihack.jp/rgn-town/
https://guchiwo-globe.com/ybs-airport/
https://tabi-engine.com/yangon_airport_bus
https://pakutabi.com/myanmer-airport-bus-yangon/
まず、ビザ取得に5000円くらいかかりました。航空運賃も安いとはいえなかったので、タイやマレーシアに比べると出費が嵩んだのです。さらに、5年ほど前までは入国の条件として300ドル分の強制両替が義務づけられており、1日の食費が10ドル以下で済むこの国でこれだけの大金を使い切るのは大変でした。
そんな「敷居の高い」ミャンマーが2018年10月から日本人向けのツーリストビザを免除することになったのですから、話題になるのは当然です。しかも、正式な決定ではなく、「試行期間は1年間」とアナウンスされていたのですから、その後、どうなるかわからない。実際には今回の措置によって多くの観光収入が得られたようで、2年目以降も継続されるとみられていますが、それでも確証がない以上、このチャンスを逃すわけにはいきません。
そんなわけで、2019年1月4日、僕はヤンゴン国際空港のイミグレーションカウンターの前に並んでいました。「ビザ免除の情報がちゃんと伝わっていなくて揉めるのではないか?」とか「なんやかやと理由をつけて非公式なお金を請求されるのではないか?」といった疑いがなかったわけではないものの、すべて杞憂に終わり、係員はパスポートを簡単にチェックしただけで、あっさり入国を認めてくれたのです。
しかも、ビザなしの国でも記入を求められることが多い入出国カードもなかったので、「滞在中の宿泊先」といった、管理上、重要な情報さえ提出する必要がありません。日本人にとって馴染みの深い渡航先であるタイでは、記入したカードはもちろん、帰りの航空券などもチェックされることがあるので、入国審査はけっこう厳しいものがあります。イミグレ前に長い行列ができることも多く、だからこそ、ミャンマーの「あっさり感」はかなり新鮮でした。
「ずいぶんチェックがぬるいなー」と思いつつ、その日は先にミャンマーに来ていた友人夫婦とおいしいカレー屋で食事をし、夜、ホテルに戻ってから改めてパスポートを確認したところ、意外なことに気づきます。というのも、入国スタンプのところにヤンゴンまでの飛行機の便名がしっかり書き加えられていたからです(写真参照)。入国審査のときには航空券(eチケットの控え)も搭乗券も見せていないので、事前に搭乗者リストが航空会社から届けられ、それを照らし合わせたうえで許可が下りたことになります。出国スタンプにヤンゴンからバンコクに行く便名が記入してあるのも同様で、係員は搭乗券を細かくチェックする様子もなく便名を記入していたから、チェック用のモニターにその情報が表示されていたのでしょう。
つまり、ミャンマーのイミグレーションでは外国からの旅行者を主に「予約の入っている入国と出国の航空券」で管理していることがわかります。これはけっこう賢い方法で、対象者がどんな目的で来たか、一発で判定でき、自己申告に頼るより安全です。
たとえば、入出国のルートが一般的な旅行者と大きく異なれば、要チェックの対象になります。日本人なのに第三国から来て別の第三国に抜けるようなケースがそれにあたり、どう考えてもシンプルな観光目的ではないのですから、それがわかった時点で問い詰め、本当に怪しい人物かどうか判断すればいいのです。
その他、ビザなしの滞在期間は最長1カ月までは認められているものの、通常、そんなに長く観光することはありませんから、ぎりぎりの日程を組んでいるいる人は別の理由があります。あるいは、行きと帰りの航空会社にまったく関連がない場合も怪しいですね(ダミーの航空券かもしれない)。
もちろん、どんなルートやスケジュールであれ、悪いことをしていなければ堂々としていていいのですが、「入出国便の情報」に突っ込みどころがあるような人はイミグレで厳しく追及される可能性ああるので、事前にしっかり準備をしていってください。
最後に、市内への行き方について。ネットでも多くの人が書いているようにシャトルバスが超お勧めです。ターミナルビルを出たら左に歩き、右側の駐車場をチェックしていきます。すると赤い縁取りのバスがみつかるので(大きなルート図が貼ってあるので、すぐわかる)、迷わず乗ってください。料金は500チャット(約35円)と激安。Grab taxiの20分の1くらいなので、利用しない手はありません。ただし、高額紙幣だとお釣りをもらえないことがあるので、1000チャット以下の紙幣を用意しておくことです。走り出したらグーグルマップなどで居場所をチェックし(simは空港で簡単に買えます)、自分のホテルの近くで降りてください。僕はスーレー・スクエアで降りてホテルまで10分ほと歩きましたが、ミャンマーは割と治安がいいので、大きな荷物を引きずりながら移動していても、まったく不安は感じませんでした。
※参考URL
https://tabihack.jp/rgn-town/
https://guchiwo-globe.com/ybs-airport/
https://tabi-engine.com/yangon_airport_bus
https://pakutabi.com/myanmer-airport-bus-yangon/


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