タイ、バンコク旅行情報メモ3:辛くてパクチーな「タイごはん」の今 ― 2019年06月22日 02:53
日本人がタイ料理に抱くイメージは「とにかく辛い&パクチーの香り」に尽きると思います。
僕が初めてバンコクに行ったのは30年ほど前ですが、そのときはたしかにそうでした。観光客相手の気軽なカフェレストランで食べた「あまり辛くないです」と説明書きされたカレーですら激辛だったし、現地の人しか行かないような食堂で出てきた炒めものは全体の5分の1くらいが「緑色の超辛いヤツ」プリッキーヌ(タイ特産の唐辛子)。二口が限界で、「この国では唐辛子はスパイスではなく具なのか!」と驚いたものです。また、パクチーも隠し味程度ではなく、料理の上にバサバサとかかってましたね。個人的には辛いものもパクチーも嫌いではなかったのでいろいろ挑戦しましたが、それでも「タイ料理は手強い」と思ったのはたしかです。
ちなみに、これは僕だけの意見ではなく、そのころタイを旅した人と話をすると、だいたい似たような感想でした。そして、そんな個性的なところが魅力だったのです。タイ料理は、ただ辛いだけでなく、味付けなど「調理の組み立て」がしっかりしており、その点が認められると、アメリカでもヨーロッパでもタイ・レストランが増えていきました(ニューヨークで行きましたが、味はかなり本格的でした)。
その後、何度かタイを訪れたときにも辛くて香りの立つタイ料理は僕を楽しませてくれました。庶民的な店からけっこう高級なレストランまで、かなりの種類のメニューを口にしてきたはずです。
ところが、今年(2019年)1月、久しぶりにバンコクに滞在したとき、なんか変な気分だったのです。旅行中は気づかなかったのですが、帰国後にこう思いました。
「あれ、全然、辛いもの食べてない」
旅行中に口にしたものはほとんどがタイ料理です。大好きなグリーンカレーは有名店をハシゴしているし、その他、代表的なメニューはだいたい食べていました。なのに、どれも辛かった印象がないし、パクチーも隠し味程度にしか使ってなかったのです。
それからは意識して辛そうなものを探したのですが、正直言って「激辛」はなく、せいぜい「中辛」か、多くは「ちょい辛」程度。どうしたんだタイ料理!
もちろん、僕だけの狭い経験で決めつけることはできないのですが、ただ、タイで食べるものが昔ほど辛くなくなっているのは事実だと思います。少なくともフードコートレベルの店では、辛さを感じない料理がほとんどです。これには2つの理由があると思います。
1、社会の高度化・都会化などが進むにつれて料理がマイルドになってきている。
2、同時に食の多様化が進み、伝統的な辛い料理の存在感が薄まっている。
1は、本来、辛いメニューであるタイカレーですら甘口になってきていることでわかります。また、今のバンコクでは欧風料理や和食(主に日本のレストランチェーン)、他のアジアの料理(ベトナムやシンガポールの料理が多い)が普通に食べられているので、タイ料理の味付けもグローバルな方向に引っ張られているのではないでしょうか。
そういえば「世界一おいしい料理」に選ばれたとして(実は誤報&誤解です)人気が急浮上しているマッサマンカレーは、もともとあまり辛くないので、この流行もタイ料理のマイルド化に拍車をかけているのかもしれません。
先日、タイの東北地方(イサーン)と共通した料理体系をもつラオスのビエンチャンに行ったところ、急激な社会の変化も都会化も進んでいないこの国では多くの料理がちゃんと辛く、なんだかうれしくなってしまいました。となると、タイでも地方に行けば、まだまだ伝統的な料理が食べられそうで、新たな旅の目標ができた気分です。
……と、ここまで書いて、検証のため北タイで最大の都市チェンマイに行ってきました。その結果は、やばり同じでしたね。確実に辛いものは少なくなっている。以下、バンコクでの経験も含めて料理ごとに報告します。
●タイカレー
これは本当に辛くなくなりました。地元の人が多い店でも辛い料理であることを忘れるほど。旅行者相手のところでは「スパイシー?」「イエス、ベリースパイシー!」と注文したとしても、結果は「ちょい辛」です(笑)。
●炒麺系
主にパッタイですね。これは生唐辛子を具材に入れることがあるので、それを口にすれば辛いです。しかし、味付けはかなりマイルドになっているケースが多いですね。そのせいで、全体的なバランスが崩れているように思います。
●汁麺系
もともと辛くはせず、食べる人が自分の好みで調味料を足すシステムなので、適度に辛くすることができます。そういう意味では味は変わっていないのですが、地元の人が食べるところを観察していると、昔のようにアレンジする人は少なく、ほぼ辛みなしの人も大勢いました。どうしたんだ?
●おかず類
タイ料理のルールが完全にわかっているわけではないので、もしかするともっと辛いメニューがあるのかもしれませんが、町中の小さいレストランやフードコートで食べる限り、辛くて完食できなかったものはまったくありませんでした。パクチーも遠くに感じる程度。タイ国内で食べるおかず類の大半は、日本を含めたアジア人にとって「普通においしく食べられる料理」です。
追記
パクチーについては、あるテレビ番組の「パクチー嫌いのタイ人はどうやって暮らしているのか?」という内容のレポートで、こんなふうに報告されていました。
「タイ料理でパクチーを使うのは一部なのでそんなに問題はない」
実際、町中の飲食店で生パクチーを具材として大量にかけているケースほとんどなく、基本的にはハーブのひとつとして香り付けに使う程度です。それなのに未だに日本で誤解が多いのは、「パクチー好き=グローバルな人材」と思われているせいでしょうか。もちろん、そんなことはなく、パクチーを口いっぱいにほおばるような人は世界的には稀少人種です(タイでも見たことがありません)。
僕が初めてバンコクに行ったのは30年ほど前ですが、そのときはたしかにそうでした。観光客相手の気軽なカフェレストランで食べた「あまり辛くないです」と説明書きされたカレーですら激辛だったし、現地の人しか行かないような食堂で出てきた炒めものは全体の5分の1くらいが「緑色の超辛いヤツ」プリッキーヌ(タイ特産の唐辛子)。二口が限界で、「この国では唐辛子はスパイスではなく具なのか!」と驚いたものです。また、パクチーも隠し味程度ではなく、料理の上にバサバサとかかってましたね。個人的には辛いものもパクチーも嫌いではなかったのでいろいろ挑戦しましたが、それでも「タイ料理は手強い」と思ったのはたしかです。
ちなみに、これは僕だけの意見ではなく、そのころタイを旅した人と話をすると、だいたい似たような感想でした。そして、そんな個性的なところが魅力だったのです。タイ料理は、ただ辛いだけでなく、味付けなど「調理の組み立て」がしっかりしており、その点が認められると、アメリカでもヨーロッパでもタイ・レストランが増えていきました(ニューヨークで行きましたが、味はかなり本格的でした)。
その後、何度かタイを訪れたときにも辛くて香りの立つタイ料理は僕を楽しませてくれました。庶民的な店からけっこう高級なレストランまで、かなりの種類のメニューを口にしてきたはずです。
ところが、今年(2019年)1月、久しぶりにバンコクに滞在したとき、なんか変な気分だったのです。旅行中は気づかなかったのですが、帰国後にこう思いました。
「あれ、全然、辛いもの食べてない」
旅行中に口にしたものはほとんどがタイ料理です。大好きなグリーンカレーは有名店をハシゴしているし、その他、代表的なメニューはだいたい食べていました。なのに、どれも辛かった印象がないし、パクチーも隠し味程度にしか使ってなかったのです。
それからは意識して辛そうなものを探したのですが、正直言って「激辛」はなく、せいぜい「中辛」か、多くは「ちょい辛」程度。どうしたんだタイ料理!
もちろん、僕だけの狭い経験で決めつけることはできないのですが、ただ、タイで食べるものが昔ほど辛くなくなっているのは事実だと思います。少なくともフードコートレベルの店では、辛さを感じない料理がほとんどです。これには2つの理由があると思います。
1、社会の高度化・都会化などが進むにつれて料理がマイルドになってきている。
2、同時に食の多様化が進み、伝統的な辛い料理の存在感が薄まっている。
1は、本来、辛いメニューであるタイカレーですら甘口になってきていることでわかります。また、今のバンコクでは欧風料理や和食(主に日本のレストランチェーン)、他のアジアの料理(ベトナムやシンガポールの料理が多い)が普通に食べられているので、タイ料理の味付けもグローバルな方向に引っ張られているのではないでしょうか。
そういえば「世界一おいしい料理」に選ばれたとして(実は誤報&誤解です)人気が急浮上しているマッサマンカレーは、もともとあまり辛くないので、この流行もタイ料理のマイルド化に拍車をかけているのかもしれません。
先日、タイの東北地方(イサーン)と共通した料理体系をもつラオスのビエンチャンに行ったところ、急激な社会の変化も都会化も進んでいないこの国では多くの料理がちゃんと辛く、なんだかうれしくなってしまいました。となると、タイでも地方に行けば、まだまだ伝統的な料理が食べられそうで、新たな旅の目標ができた気分です。
……と、ここまで書いて、検証のため北タイで最大の都市チェンマイに行ってきました。その結果は、やばり同じでしたね。確実に辛いものは少なくなっている。以下、バンコクでの経験も含めて料理ごとに報告します。
●タイカレー
これは本当に辛くなくなりました。地元の人が多い店でも辛い料理であることを忘れるほど。旅行者相手のところでは「スパイシー?」「イエス、ベリースパイシー!」と注文したとしても、結果は「ちょい辛」です(笑)。
●炒麺系
主にパッタイですね。これは生唐辛子を具材に入れることがあるので、それを口にすれば辛いです。しかし、味付けはかなりマイルドになっているケースが多いですね。そのせいで、全体的なバランスが崩れているように思います。
●汁麺系
もともと辛くはせず、食べる人が自分の好みで調味料を足すシステムなので、適度に辛くすることができます。そういう意味では味は変わっていないのですが、地元の人が食べるところを観察していると、昔のようにアレンジする人は少なく、ほぼ辛みなしの人も大勢いました。どうしたんだ?
●おかず類
タイ料理のルールが完全にわかっているわけではないので、もしかするともっと辛いメニューがあるのかもしれませんが、町中の小さいレストランやフードコートで食べる限り、辛くて完食できなかったものはまったくありませんでした。パクチーも遠くに感じる程度。タイ国内で食べるおかず類の大半は、日本を含めたアジア人にとって「普通においしく食べられる料理」です。
追記
パクチーについては、あるテレビ番組の「パクチー嫌いのタイ人はどうやって暮らしているのか?」という内容のレポートで、こんなふうに報告されていました。
「タイ料理でパクチーを使うのは一部なのでそんなに問題はない」
実際、町中の飲食店で生パクチーを具材として大量にかけているケースほとんどなく、基本的にはハーブのひとつとして香り付けに使う程度です。それなのに未だに日本で誤解が多いのは、「パクチー好き=グローバルな人材」と思われているせいでしょうか。もちろん、そんなことはなく、パクチーを口いっぱいにほおばるような人は世界的には稀少人種です(タイでも見たことがありません)。
フランス旅行情報メモ7:フランスのレストランが居酒屋化している件 ― 2019年03月17日 04:30
日本人が「先付、お凌ぎ、お椀、向付、八寸……」といった懐石料理のフルコースを常食しているのではないように、フランス人が、普段、食べている食事もそんなに豪華ではありません。それでも、「コース」という概念は長く残り、大衆レストランの定食(menu)は、だいたい、こんな組み合わせになっていました。
オードブル(パテとかサラダとか)orスープ
メインディッシュ
デザートorチーズ
少なくとも10年くらい前まで、多くの客はこんなスタイルで食事をしていたのです。
ところが、久しぶりにフランスに行き、いろいろなレストランを回ってみると、だいぶ様子が違っていましたね。高級店でなければ(名称はビストロだったりブラッスリーだったりカフェだったりすることが多い)、注文はかなり自由にできるのです。
もちろん、以前でも「オードブルはなしでメインディッシュのみ」という客は少なからずいました(ある意味、粋な注文方法だった)。しかしそれでもデザートかチーズは食べるので、わずかながらでも「コース」の残滓は感じられたのです。しかし、今回、周囲のフランス人の食事風景を見回してみると、まったくそんな感じがしません。それぞれ、食べたいものだけを勝手に頼み、順番を気にしているようには思えませんでした。
特に目立ったのは、デザートを頼まない人が増えていることです。おそらくダイエット志向が強くなり、敬遠され始めているのでしょう。また、チーズを食べている人もみかけなかったですね。もともと、料理だけで足りないから最後にチーズとパンでお腹を膨らませるという「締めのお茶漬け」感覚だったので、カロリーを気にし始めたら自然に注文しなくなります。
さらに、フランス料理に欠かせないはずのワインも、頼んでいる人は夜で半数くらい、昼だと2割以下でしょうか。驚くのは平然とコーラを飲みながら食事をしている人もいたことで、思わず「アメリカ人か!」と突っ込みそうになりました。
このような状況変化を受け、私たちがフランスで食事をする場合、どのように注文すればいいのか? 店に入り席に案内されたら、おもむろにメニュー(フランス語ではcarte)を眺めます。するとそこには、こんな順番で料理名が並んでいるはずです(写真を参照)。
第一グループ
Entree(オードブルとスープ)、Salade(サラダ)
Fruits de mer(海の幸の意味で生牡蠣や魚介盛り合わせなどの冷製料理)
第二グループ
Poisson(魚介料理)、Viande(肉料理)
または上の2つを合わせてplat principal(メインディッシュ)
第三グループ
Dessert(デザート)、Fromage(チーズ)
メニュー上ではあくまで「コース」になっているのですが、そこはあまり気にしないでください。とりあえず第一+第二グループの中から1品だけ選び、注文します(つまり、1人1品ずつ)。なお、フランス語がまったくわからない人は英語や日本語のメニューがある店に行くか、最近は公式サイトでメニューを公開しているケースも多いので(営業中は店の前にも必ず置いてある)、事前に予習をしておくといいでしょう(フランス語のメニューを解読するだけであれば、1時間ほどの学習で充分です)。
ほとんどの場合、1品でお腹が満たされると思いますが、足りなければもう1品追加します。なお、第一グループと第二グループの違いは、前者のほうが、若干、量が少ないだけで(あと、冷製料理が多い)、実はあまり明確な区別はなくなっているように感じますね。なので、メインディッシュのあとに「もう少し食べたいから」とオードブルを頼んでも、怒られることはないはずです(たぶん)。あとは、好みでデザートかチーズを加えてもいいし、そこで食事を終えてもかまいません。
つまり、最初にすべての料理をオーダーするのではなく、お腹の様子をみながら、ひとつずつ注文していくのです。
ワインを合わせるのであれば、グラスやカラフェで提供されるいちばん安いやつで充分。大衆店にはソムリエなどいないのだから、白でも赤でも好きなほうを飲めばいいのです。
料理とワインの組み合わせを細かく気にするのは、フランスでも一部の人だけです。ざっくり「肉には赤、魚には白」といったお約束はあるものの、豚肉であれば白を合わせることは多いし、ポルトガルあたりでは焼魚に赤ワインは常識です。だから、あまり深く考えず、そのとき飲みたいものを飲んでください。
お酒が飲めない人はわざわざ瓶入りの水など頼まず、じっとしていれば大丈夫です。これも最近の傾向なのですが、水道の水をワインの空き瓶などに入れてもってきてくれます(ワインを頼んだ場合でも出てくることが多い)。フランスの水道水はそのまま飲んでまったく問題がないので(というか、普通においしい)、安心してください。現地の人もそれがあたりまえになってきているようで、ちょっと気の利いた店では冷蔵庫で冷やした水を出してくれます(もちろん、タダ!)。
個人的に驚いたのは、最初にビールで喉を潤してからワインに移っていく人を何度かみかけたことです。ちょっと前のフランスではあまり考えられない注文方法でした。もっとも、これも特に不思議なことではなく、彼らはレストランに入る前にカフェで待ち合わせや時間つぶしをすることがあるのですが、その場合は、たいていビールを飲んでいます。つまり、食前酒として認めているのですから、「とりビー」もありなのです。
ここまでの話をまとめると、フランスでも食事をするときのルールはどんどんなくなり、「好きなものを好きなタイミングで食べ、飲みものも自由」という方向に進みつつあることがわかります。となると、これって日本の居酒屋と同じなのではないでしょうか。一般にフランスの料理店は日本より高く、ワインを2杯ほど飲むと1食30ユーロ(約3800円)以上はするものです。しかし、居酒屋に入ったのだと思えば、実はそんなに不当な価格ではなく、料理の質を考えれば、むしろ安いと感じることさえあります。そんなわけで、フランスの大衆レストランはかなり自由に飲食できますから、雰囲気に呑まれることなく、堂々と楽しんできてください。
オードブル(パテとかサラダとか)orスープ
メインディッシュ
デザートorチーズ
少なくとも10年くらい前まで、多くの客はこんなスタイルで食事をしていたのです。
ところが、久しぶりにフランスに行き、いろいろなレストランを回ってみると、だいぶ様子が違っていましたね。高級店でなければ(名称はビストロだったりブラッスリーだったりカフェだったりすることが多い)、注文はかなり自由にできるのです。
もちろん、以前でも「オードブルはなしでメインディッシュのみ」という客は少なからずいました(ある意味、粋な注文方法だった)。しかしそれでもデザートかチーズは食べるので、わずかながらでも「コース」の残滓は感じられたのです。しかし、今回、周囲のフランス人の食事風景を見回してみると、まったくそんな感じがしません。それぞれ、食べたいものだけを勝手に頼み、順番を気にしているようには思えませんでした。
特に目立ったのは、デザートを頼まない人が増えていることです。おそらくダイエット志向が強くなり、敬遠され始めているのでしょう。また、チーズを食べている人もみかけなかったですね。もともと、料理だけで足りないから最後にチーズとパンでお腹を膨らませるという「締めのお茶漬け」感覚だったので、カロリーを気にし始めたら自然に注文しなくなります。
さらに、フランス料理に欠かせないはずのワインも、頼んでいる人は夜で半数くらい、昼だと2割以下でしょうか。驚くのは平然とコーラを飲みながら食事をしている人もいたことで、思わず「アメリカ人か!」と突っ込みそうになりました。
このような状況変化を受け、私たちがフランスで食事をする場合、どのように注文すればいいのか? 店に入り席に案内されたら、おもむろにメニュー(フランス語ではcarte)を眺めます。するとそこには、こんな順番で料理名が並んでいるはずです(写真を参照)。
第一グループ
Entree(オードブルとスープ)、Salade(サラダ)
Fruits de mer(海の幸の意味で生牡蠣や魚介盛り合わせなどの冷製料理)
第二グループ
Poisson(魚介料理)、Viande(肉料理)
または上の2つを合わせてplat principal(メインディッシュ)
第三グループ
Dessert(デザート)、Fromage(チーズ)
メニュー上ではあくまで「コース」になっているのですが、そこはあまり気にしないでください。とりあえず第一+第二グループの中から1品だけ選び、注文します(つまり、1人1品ずつ)。なお、フランス語がまったくわからない人は英語や日本語のメニューがある店に行くか、最近は公式サイトでメニューを公開しているケースも多いので(営業中は店の前にも必ず置いてある)、事前に予習をしておくといいでしょう(フランス語のメニューを解読するだけであれば、1時間ほどの学習で充分です)。
ほとんどの場合、1品でお腹が満たされると思いますが、足りなければもう1品追加します。なお、第一グループと第二グループの違いは、前者のほうが、若干、量が少ないだけで(あと、冷製料理が多い)、実はあまり明確な区別はなくなっているように感じますね。なので、メインディッシュのあとに「もう少し食べたいから」とオードブルを頼んでも、怒られることはないはずです(たぶん)。あとは、好みでデザートかチーズを加えてもいいし、そこで食事を終えてもかまいません。
つまり、最初にすべての料理をオーダーするのではなく、お腹の様子をみながら、ひとつずつ注文していくのです。
ワインを合わせるのであれば、グラスやカラフェで提供されるいちばん安いやつで充分。大衆店にはソムリエなどいないのだから、白でも赤でも好きなほうを飲めばいいのです。
料理とワインの組み合わせを細かく気にするのは、フランスでも一部の人だけです。ざっくり「肉には赤、魚には白」といったお約束はあるものの、豚肉であれば白を合わせることは多いし、ポルトガルあたりでは焼魚に赤ワインは常識です。だから、あまり深く考えず、そのとき飲みたいものを飲んでください。
お酒が飲めない人はわざわざ瓶入りの水など頼まず、じっとしていれば大丈夫です。これも最近の傾向なのですが、水道の水をワインの空き瓶などに入れてもってきてくれます(ワインを頼んだ場合でも出てくることが多い)。フランスの水道水はそのまま飲んでまったく問題がないので(というか、普通においしい)、安心してください。現地の人もそれがあたりまえになってきているようで、ちょっと気の利いた店では冷蔵庫で冷やした水を出してくれます(もちろん、タダ!)。
個人的に驚いたのは、最初にビールで喉を潤してからワインに移っていく人を何度かみかけたことです。ちょっと前のフランスではあまり考えられない注文方法でした。もっとも、これも特に不思議なことではなく、彼らはレストランに入る前にカフェで待ち合わせや時間つぶしをすることがあるのですが、その場合は、たいていビールを飲んでいます。つまり、食前酒として認めているのですから、「とりビー」もありなのです。
ここまでの話をまとめると、フランスでも食事をするときのルールはどんどんなくなり、「好きなものを好きなタイミングで食べ、飲みものも自由」という方向に進みつつあることがわかります。となると、これって日本の居酒屋と同じなのではないでしょうか。一般にフランスの料理店は日本より高く、ワインを2杯ほど飲むと1食30ユーロ(約3800円)以上はするものです。しかし、居酒屋に入ったのだと思えば、実はそんなに不当な価格ではなく、料理の質を考えれば、むしろ安いと感じることさえあります。そんなわけで、フランスの大衆レストランはかなり自由に飲食できますから、雰囲気に呑まれることなく、堂々と楽しんできてください。
フランス旅行情報メモ6:フランス人が行列までして行くレストラン ― 2019年02月13日 14:33
フランス人はあまり行列が好きではありません。駅で並ぶのは苦手だし、飲食店の前で、長時間、待つなんてありえない。そういう文化なのです。ところが、モンパルナスのステーキレストラン「Le relais de l'entrecote(ル・ルレ・ドゥ・ラントルコート)」(以下、RE)では、連日、こんな感じ。写真は午後8時ごろの光景で、この後、もっと並びます。
最近のパリの食事情を調べていたところ、この店が大人気だと知ったので、滞在中に足を運んでみました。開店は午後7時で、予約はいっさい受けつけないという強気の姿勢。なので7時10分くらいに行ったところ、すでにかなり混んでいたものの、まだ空席はあり、すぐに案内されました。フランス人の夕食は、通常、8時以降なので、その前であれば意外と大丈夫みたいです。
それでは、ここで何を食べられるのかというと、メニューはひとつしかありません。前菜のクルミ入りサラダとメインのステーキという「定食」だけなのです。デザートは複数用意されているものの、それさえ頼まなければ(最近はデザート抜きのフランス人も多い)、選択肢はステーキの焼き方(レアとかミディアムとかウェルダンとか)のみ。ワインも安いもの中心にそんなに種類はなく、食べものに関して我を通したいフランス人にとっては、あまり好ましくないスタイルといえます。
ところが、そんな頑固な店に、毎日、多くの人が押し寄せます。しかも、全員、料理にうっとりとしている様子。レストランであそこまで楽しそうな顔をする人たちを見たことがなかったので、驚いてしまいました(フランス人はアメリカ人ほど感情を露わにしない)。それにしても、彼らを虜にする理由はどこにあるのでしょうか。
REの料理について、まず言えるのは非常に保守的だということです。ステーキにかけてあるのはベアルネーズソース。バターと卵黄でつくる「あたたかいマヨネーズ」といった感じのソースで、エストラゴンで香りづけし、酢で味を調整します。フランス料理の伝統的なステーキソースであり、際立ったオリジナリティもスペシャリティもありません。
先ほど、フランス人は飲食店の前で行列をつくらないと書きましたが、実はひとつだけ例外があって、「今、話題の日本風の弁当屋」とか「新しいスタイルの餃子バー」といっためずらしい店(つまり、オリジナリティとスペシャリティで成り立っている)であれば、開店直後は並んだりします。しかしこれはあくまでイレギュラーであって、クラシックなメニューのステーキ屋に殺到したりはしないのです。
不思議な気分のまま店内を見回し、さらに届いた料理を口にしてみると、人気の理由が少しずつわかってきました。まずステーキですが、ものすごく柔らかい赤身肉で、フランス人がもともと好む(と言われる)「少し歯ごたえのある肉」とは正反対です。このあたりが斬新で、しかも昨今の健康志向に合っているのだと思います。もちろん、かなり厳選された牛肉のようで、味わいは抜群。メニューをひとつに絞ったことで、大量仕入れができ、安価に提供できるのでしょう。
また、ソースをたっぷりかけてくれるのも今のフランス料理ではめずらしいです。ステーキであれば、塩だけで食べさせる店がたくさんありますから。しかも、ベアルネーズソースをベースにしているものの、そこにスパイスなどがかなり加わっており(店では秘密のソースといっているらしい)、通っているうちにハマってしまうみたい。このため、お客さんたちは「もっとソースをかけて!」とねだるような顔でウェイトレスをみつめ、作業が終わったとたん、むさぼるように食べ始めます。濃い味のソースは肉にも付け合わせのフライドポテトにもよく合い、僕もうっとりしてしまいました。
ここまでの記述でわかるように、この店では料理を調理場で完成させてから運んでくるのではなく、客席でウェイトレス(全員女性で、しかも、かわいい。これも戦略?)が仕上げをしてくれます。大皿から肉とポテトを取って盛り付け、上にソースをかけてくれるのです。しかも、丁寧なことにステーキは冷めないように2回に分けて出される。これって、よほどの高級レストランでなければやってくれないサービスなので、お客さんは特別な待遇を受けたような気持ちになるのかもしれません。
そんなわけで、REは、年々、失われていくフランス料理の伝統を守りながら、質の高い料理とサービスを安価に提供できるシステムを完成させたことで人気店になったのです。ステーキとサラダのセットは26.5ユーロなので、グラスワインを飲んでも4000円ぐらい。パリの食事処としてはかなりリーズナブルなので、気になった人は、ぜひ、訪れてみてください。まちがいなく、おいしいことは保証します。
最近のパリの食事情を調べていたところ、この店が大人気だと知ったので、滞在中に足を運んでみました。開店は午後7時で、予約はいっさい受けつけないという強気の姿勢。なので7時10分くらいに行ったところ、すでにかなり混んでいたものの、まだ空席はあり、すぐに案内されました。フランス人の夕食は、通常、8時以降なので、その前であれば意外と大丈夫みたいです。
それでは、ここで何を食べられるのかというと、メニューはひとつしかありません。前菜のクルミ入りサラダとメインのステーキという「定食」だけなのです。デザートは複数用意されているものの、それさえ頼まなければ(最近はデザート抜きのフランス人も多い)、選択肢はステーキの焼き方(レアとかミディアムとかウェルダンとか)のみ。ワインも安いもの中心にそんなに種類はなく、食べものに関して我を通したいフランス人にとっては、あまり好ましくないスタイルといえます。
ところが、そんな頑固な店に、毎日、多くの人が押し寄せます。しかも、全員、料理にうっとりとしている様子。レストランであそこまで楽しそうな顔をする人たちを見たことがなかったので、驚いてしまいました(フランス人はアメリカ人ほど感情を露わにしない)。それにしても、彼らを虜にする理由はどこにあるのでしょうか。
REの料理について、まず言えるのは非常に保守的だということです。ステーキにかけてあるのはベアルネーズソース。バターと卵黄でつくる「あたたかいマヨネーズ」といった感じのソースで、エストラゴンで香りづけし、酢で味を調整します。フランス料理の伝統的なステーキソースであり、際立ったオリジナリティもスペシャリティもありません。
先ほど、フランス人は飲食店の前で行列をつくらないと書きましたが、実はひとつだけ例外があって、「今、話題の日本風の弁当屋」とか「新しいスタイルの餃子バー」といっためずらしい店(つまり、オリジナリティとスペシャリティで成り立っている)であれば、開店直後は並んだりします。しかしこれはあくまでイレギュラーであって、クラシックなメニューのステーキ屋に殺到したりはしないのです。
不思議な気分のまま店内を見回し、さらに届いた料理を口にしてみると、人気の理由が少しずつわかってきました。まずステーキですが、ものすごく柔らかい赤身肉で、フランス人がもともと好む(と言われる)「少し歯ごたえのある肉」とは正反対です。このあたりが斬新で、しかも昨今の健康志向に合っているのだと思います。もちろん、かなり厳選された牛肉のようで、味わいは抜群。メニューをひとつに絞ったことで、大量仕入れができ、安価に提供できるのでしょう。
また、ソースをたっぷりかけてくれるのも今のフランス料理ではめずらしいです。ステーキであれば、塩だけで食べさせる店がたくさんありますから。しかも、ベアルネーズソースをベースにしているものの、そこにスパイスなどがかなり加わっており(店では秘密のソースといっているらしい)、通っているうちにハマってしまうみたい。このため、お客さんたちは「もっとソースをかけて!」とねだるような顔でウェイトレスをみつめ、作業が終わったとたん、むさぼるように食べ始めます。濃い味のソースは肉にも付け合わせのフライドポテトにもよく合い、僕もうっとりしてしまいました。
ここまでの記述でわかるように、この店では料理を調理場で完成させてから運んでくるのではなく、客席でウェイトレス(全員女性で、しかも、かわいい。これも戦略?)が仕上げをしてくれます。大皿から肉とポテトを取って盛り付け、上にソースをかけてくれるのです。しかも、丁寧なことにステーキは冷めないように2回に分けて出される。これって、よほどの高級レストランでなければやってくれないサービスなので、お客さんは特別な待遇を受けたような気持ちになるのかもしれません。
そんなわけで、REは、年々、失われていくフランス料理の伝統を守りながら、質の高い料理とサービスを安価に提供できるシステムを完成させたことで人気店になったのです。ステーキとサラダのセットは26.5ユーロなので、グラスワインを飲んでも4000円ぐらい。パリの食事処としてはかなりリーズナブルなので、気になった人は、ぜひ、訪れてみてください。まちがいなく、おいしいことは保証します。
フランス旅行情報メモ4:パリではどのエリアに泊まればいいのか? ― 2019年01月30日 03:31
「旅行情報メモ」といいながら、今回は情報性の薄い、個人的な好みの話です。
僕がパリでよく泊まっていたのは、北駅近くのHotel de l'Europeでした。ここを選ぶ理由は立地のよさにあり、北駅はシャルル・ド・ゴール空港と鉄道で直結しているうえ(この線は治安が悪いと言われた時期もありましたが、今はまったく問題ありません)、東駅も徒歩圏内であるため、便利だったのです。周囲はいつも旅人で賑わっており、それに対応した「時間を気にしないで済む」商業圏が形成されているのも魅力でした。
フランスに限らずヨーロッパでは原則として週末にはほとんどの店舗が閉まってしまいます。レストランも例外ではなく、土日になると食事をするにもけっこう苦労しました。最近はそこまで厳格ではなくなり、無休の店も増えたものの、それでも昔の苦い記憶が残っていた僕は、どうしても北駅に吸い寄せられていったのです。
旅人が多いエリアだけに安宿も多い北駅周辺ですが、そんななかにあって、このホテルはちょっと特別でしたね。主人はフランス人なのに流ちょうな日本語を話せたので何かと頼りになるし、公式サイトにも日本語のページがあるので安心して予約ができます。それでいて宿泊料もそんなに高くなく、朝食も付いていたから、満足度は高かったのです。あと、道路の向かいに小規模ながら気持ちのいい市場があり、到着した夜はそこのバーで飲むのが楽しみでした(今回も一泊目だけここにしたのは、そこに行きたかったからです)。
https://europe-paris-hotel.com/ja/
ところが、その後、パリの宿代がどんどん高くなり、このホテルも値上げが続きます(いつの間にか朝食も別料金になっていました)。時代を考えれば仕方がないとはいえ、結果的に他のエリアとの差がなくなってきたは事実です。加えて、北駅周辺の治安が徐々に悪くなってきたことも「宿泊エリアの見直し」に拍車を掛けました。
そんな経緯から、今回の渡仏では新しい宿泊場所を考えていたのです。さすがにカルチェ・ラタンあたりは人気が高すぎて無理だとしても(40年前に2000円くらいで泊まれたホテルが改修して10倍近い値段になっている)、モンパルナスであれば1万円前後でそれなりに快適なホテルがありそう。そして選んだのが、「ミラボー橋の下をセーヌが流れる」と書いた詩人の名前を冠したホテルでした。もちろん決め手は名前ではなく、何年もここを常宿にしているという日本のビジネスマンの書き込みです。
実際に泊まってみると、このエリアは便利なだけでなく、かなり楽しい。まず利便性のほうから。
・パリの上野駅ともいえるモンパルナス駅から徒歩10分以内にリーズナブルなホテルが多い(しかも今回泊まったホテルから徒歩1分のところに別のメトロ駅もあり、超便利)。
・地元の人を相手にしたレストランや商店が多く、生活がしやすい。
・シャルル・ド・ゴール空港へもバス1本で行ける(北駅ともメトロで直結)。
次に楽しい理由。
・パリの中では比較的、治安がいい。
・ブルターニュのガレットなどローカルフードの店も多い。
・大きなスーパーもデパートも徒歩圏内(fnacもユニクロもある)。
・サルトルやピカソ、そして藤田嗣治などの文化人が通った店が多く残り、パリの黄金時代を体感できる。
・カルチェ・ラタンへも歩いていけるし、パリ中心部ならどこでもメトロで30分以内。
そんなわけで、今後、ホテル代を下げる必然性が生まれない限り、このエリアに宿泊し続けたいと思っています(パリ中心部からメトロなどで30分以上かかるエリアであれば7000円前後で泊まれるホテルはありますが、そこで節約する意味が感じられないので)。
僕がパリでよく泊まっていたのは、北駅近くのHotel de l'Europeでした。ここを選ぶ理由は立地のよさにあり、北駅はシャルル・ド・ゴール空港と鉄道で直結しているうえ(この線は治安が悪いと言われた時期もありましたが、今はまったく問題ありません)、東駅も徒歩圏内であるため、便利だったのです。周囲はいつも旅人で賑わっており、それに対応した「時間を気にしないで済む」商業圏が形成されているのも魅力でした。
フランスに限らずヨーロッパでは原則として週末にはほとんどの店舗が閉まってしまいます。レストランも例外ではなく、土日になると食事をするにもけっこう苦労しました。最近はそこまで厳格ではなくなり、無休の店も増えたものの、それでも昔の苦い記憶が残っていた僕は、どうしても北駅に吸い寄せられていったのです。
旅人が多いエリアだけに安宿も多い北駅周辺ですが、そんななかにあって、このホテルはちょっと特別でしたね。主人はフランス人なのに流ちょうな日本語を話せたので何かと頼りになるし、公式サイトにも日本語のページがあるので安心して予約ができます。それでいて宿泊料もそんなに高くなく、朝食も付いていたから、満足度は高かったのです。あと、道路の向かいに小規模ながら気持ちのいい市場があり、到着した夜はそこのバーで飲むのが楽しみでした(今回も一泊目だけここにしたのは、そこに行きたかったからです)。
https://europe-paris-hotel.com/ja/
ところが、その後、パリの宿代がどんどん高くなり、このホテルも値上げが続きます(いつの間にか朝食も別料金になっていました)。時代を考えれば仕方がないとはいえ、結果的に他のエリアとの差がなくなってきたは事実です。加えて、北駅周辺の治安が徐々に悪くなってきたことも「宿泊エリアの見直し」に拍車を掛けました。
そんな経緯から、今回の渡仏では新しい宿泊場所を考えていたのです。さすがにカルチェ・ラタンあたりは人気が高すぎて無理だとしても(40年前に2000円くらいで泊まれたホテルが改修して10倍近い値段になっている)、モンパルナスであれば1万円前後でそれなりに快適なホテルがありそう。そして選んだのが、「ミラボー橋の下をセーヌが流れる」と書いた詩人の名前を冠したホテルでした。もちろん決め手は名前ではなく、何年もここを常宿にしているという日本のビジネスマンの書き込みです。
実際に泊まってみると、このエリアは便利なだけでなく、かなり楽しい。まず利便性のほうから。
・パリの上野駅ともいえるモンパルナス駅から徒歩10分以内にリーズナブルなホテルが多い(しかも今回泊まったホテルから徒歩1分のところに別のメトロ駅もあり、超便利)。
・地元の人を相手にしたレストランや商店が多く、生活がしやすい。
・シャルル・ド・ゴール空港へもバス1本で行ける(北駅ともメトロで直結)。
次に楽しい理由。
・パリの中では比較的、治安がいい。
・ブルターニュのガレットなどローカルフードの店も多い。
・大きなスーパーもデパートも徒歩圏内(fnacもユニクロもある)。
・サルトルやピカソ、そして藤田嗣治などの文化人が通った店が多く残り、パリの黄金時代を体感できる。
・カルチェ・ラタンへも歩いていけるし、パリ中心部ならどこでもメトロで30分以内。
そんなわけで、今後、ホテル代を下げる必然性が生まれない限り、このエリアに宿泊し続けたいと思っています(パリ中心部からメトロなどで30分以上かかるエリアであれば7000円前後で泊まれるホテルはありますが、そこで節約する意味が感じられないので)。
フランス旅行情報メモ3:ナントを楽しむための情報いろいろ ― 2019年01月27日 05:18
ここからは、まさにメモっぽい箇条書きで。
トラム1号線(緑)Mediatheque駅の南にある駐車場で、土曜日の朝8時から昼過ぎくらいまで、かなり大規模な市場が開かれます。観光客は眼中になく、純粋に地元民向けであるため価格は安いし(ちょっとおしゃれなハンチング帽が5ユーロだった)、売っているものも生活用品中心です。アラブ系住民の店が目立ったのも、今のフランスをリアルに表してますね。食べもの店も充実しており、この国で暮らすさまざまな民族の味を楽しめるはずです。できれば、もう少し遅い時間までやっていてほしい。
前項で紹介したショッピングセンター(Centre Commercial Beaulieu)は市内中心部ではもっとも大きいスーパーが併設されており、生活用品や食品、バラまき用のおみやげを買うには便利です。というか、その手の需要に応えてくれる店はここだけだと思う。割と貴重な存在です。
滞在中はいろいろなレストランで食事をしましたが、味はともかく、おもしろかったのはムール貝の専門店Aux Moules du Bouffayかなあ。基本メニューは茹でたムール貝にソースをかけたもので、僕はロックフォール(ブルーチーズ)味を選びました(どれでもまあまあ美味しいと思う)。洗面器いっぱいほどの量が出されるので驚くものの、殻込みなので完食できるはず(注文はこれだけで大丈夫)。せっかくなので地元名産の白ワイン「ミュスカデ」と一緒にどうぞ。
フランス国内でもナントにしかないものとしては、三階建てのパサージュ(アーケード)Passage Pommerayeが挙げられます。店舗巡りの楽しさに加え(個性的な店が多い)、斜面を活かした構造の妙や、内部を飾るさまざまな像など、見ているだけで楽しく、欧米では大人気の観光スポットです。ちなみにここも含め、ナントでは思った以上に日本人を見かけません。中国人観光客はそこそこいたものの、せっかくいいレストランに行ってもワインを頼もうとしないなど、ちゃんとフランスを味わおうとしているようには感じらませんでした。異文化への接触方法が、まだまだ未熟なんでしょうね。
トラム1号線(緑)Mediatheque駅の南にある駐車場で、土曜日の朝8時から昼過ぎくらいまで、かなり大規模な市場が開かれます。観光客は眼中になく、純粋に地元民向けであるため価格は安いし(ちょっとおしゃれなハンチング帽が5ユーロだった)、売っているものも生活用品中心です。アラブ系住民の店が目立ったのも、今のフランスをリアルに表してますね。食べもの店も充実しており、この国で暮らすさまざまな民族の味を楽しめるはずです。できれば、もう少し遅い時間までやっていてほしい。
前項で紹介したショッピングセンター(Centre Commercial Beaulieu)は市内中心部ではもっとも大きいスーパーが併設されており、生活用品や食品、バラまき用のおみやげを買うには便利です。というか、その手の需要に応えてくれる店はここだけだと思う。割と貴重な存在です。
滞在中はいろいろなレストランで食事をしましたが、味はともかく、おもしろかったのはムール貝の専門店Aux Moules du Bouffayかなあ。基本メニューは茹でたムール貝にソースをかけたもので、僕はロックフォール(ブルーチーズ)味を選びました(どれでもまあまあ美味しいと思う)。洗面器いっぱいほどの量が出されるので驚くものの、殻込みなので完食できるはず(注文はこれだけで大丈夫)。せっかくなので地元名産の白ワイン「ミュスカデ」と一緒にどうぞ。
フランス国内でもナントにしかないものとしては、三階建てのパサージュ(アーケード)Passage Pommerayeが挙げられます。店舗巡りの楽しさに加え(個性的な店が多い)、斜面を活かした構造の妙や、内部を飾るさまざまな像など、見ているだけで楽しく、欧米では大人気の観光スポットです。ちなみにここも含め、ナントでは思った以上に日本人を見かけません。中国人観光客はそこそこいたものの、せっかくいいレストランに行ってもワインを頼もうとしないなど、ちゃんとフランスを味わおうとしているようには感じらませんでした。異文化への接触方法が、まだまだ未熟なんでしょうね。
フランス旅行情報メモ2:「ナント・パス」は買ったほうがいいのか? ― 2019年01月27日 03:55
ナントに行った旅行者を悩ませる問題が「ナント・パス(Pass Nantes)」を買うべきかどうかだと思います。トラム(路面電車)やバスなどの市内交通が乗り放題であるうえ、さまざまな施設の入場料を含むこの手の観光パスは、通常、かなりお得なので、滞在日数に合わせた商品があれば購入したほうがいいのでしょうが、ナントに関してはけっこう微妙です。なぜなら、そんなに大きな町ではないので移動にあまりお金がかからないのと(ものすごくがんばれば徒歩だけでもなんとかなる)、パスで入れる場所が、年々、少なくなっているからです。その割には、価格はそんなに安くはありません。
24時間:25ユーロ/48時間:35ユーロ/72時間:45ユーロ
しかし、綿密に検討した結果、やはりパスは「買い」だという結論に達しました。というのは、観光の目玉である「ブルターニュ公爵城(の博物館)+ナント美術館」だけで18ユーロし、これにジュール・ベルヌ博物館(僕が行ったときは工事中で閉館だった)やナント島のマシンを加えれば30ユーロ近くかかります。したがって、72時間パスだとしても、あと15ユーロで移動がタダになるのですから(しかもチケットを買う手間も省かれる)、やはり便利です。ちなみに、狭い街とはいえ、自由にトラムに乗れるなら、1日に6回以上は利用します。それだけで10ユーロ以上はするはずです。
なお、ナント・パスは城の西側(入り口の近く)にある観光協会(Nantes.tourisme)でしか買えないと思うので、着いたら、まず、ここに足を運びましょう。スタッフは親切なので、情報収集には欠かせません。
ナント美術館はけっこう規模が大きく、展示作品もバラエティに富んでいるので、美術が好きな人であれば楽しめます。個人的にはクールベの「小麦をふるいにかける女(Les Cribleuses de blé)」がよかった。彼の作品で初めて感心しましたね。あと、キース・ヴァン・ドンゲンが1枚あったのもうれしかった(けっこう好き)。
https://fr.wikipedia.org/wiki/Mus%C3%A9e_d%27Arts_de_Nantes
さて、ここからはトラムの話です。ナントは、一度、廃止した路面電車を復活させたことで街の活性化に成功し、その成果を知った他のヨーロッパの都市でもトラム見直し論が巻き起こったという歴史的な都市です。なので僕も積極的に利用したのですが、車内で路線図を目にしたとき、「あれ?」と疑問を感じました。上の図をクリックしていただけるとわかりますが、左がガイドブックやネットなどで確認できる正式なもので緑・青・赤の3路線なのに対し、車内のものではもう1路線、黄色が加わっているのです。しかし、緑に乗りながら観察してみても、そこに線路はないので、謎。
そこで乗換駅で降り、黄線のホームらしきところに向かったところ、真相がわかりました。正式なトラムではなく、バスをトラム風に運用していたのです。ご丁寧なことにトラムと同じ2両編成であるうえ、多くの区間で専用線を走り、プラットホームも設けられていました。つまり、利用するうえではトラムとまったく変わりません。黄線の沿線には大きなショッピングセンターもあるので(真ん中の島の南側)、乗る価値は十分にあります。ただし、実態はバスであるメリットも活かし、黄線の一部を走りながら途中で他の道路に向かう市バスも併用されているので、乗るときは「トラム風なのか、ただのバスなのか?」をちゃんと見極めないと知らないところに運ばれてしまいます。
ここで言いたいのは、町を活性化していくうえでトラムはかなり有効だということ。そして、完全なるトラムが建設できなくても代替手段はあるので、もっと柔軟に考えるべきだということです。とにかく、ナントの市内交通システムは多くの都市にとって参考にしたい点がたくさんあるので、関係者は、ぜひ、視察してください。
https://en.wikipedia.org/wiki/Nantes_tramway
24時間:25ユーロ/48時間:35ユーロ/72時間:45ユーロ
しかし、綿密に検討した結果、やはりパスは「買い」だという結論に達しました。というのは、観光の目玉である「ブルターニュ公爵城(の博物館)+ナント美術館」だけで18ユーロし、これにジュール・ベルヌ博物館(僕が行ったときは工事中で閉館だった)やナント島のマシンを加えれば30ユーロ近くかかります。したがって、72時間パスだとしても、あと15ユーロで移動がタダになるのですから(しかもチケットを買う手間も省かれる)、やはり便利です。ちなみに、狭い街とはいえ、自由にトラムに乗れるなら、1日に6回以上は利用します。それだけで10ユーロ以上はするはずです。
なお、ナント・パスは城の西側(入り口の近く)にある観光協会(Nantes.tourisme)でしか買えないと思うので、着いたら、まず、ここに足を運びましょう。スタッフは親切なので、情報収集には欠かせません。
ナント美術館はけっこう規模が大きく、展示作品もバラエティに富んでいるので、美術が好きな人であれば楽しめます。個人的にはクールベの「小麦をふるいにかける女(Les Cribleuses de blé)」がよかった。彼の作品で初めて感心しましたね。あと、キース・ヴァン・ドンゲンが1枚あったのもうれしかった(けっこう好き)。
https://fr.wikipedia.org/wiki/Mus%C3%A9e_d%27Arts_de_Nantes
さて、ここからはトラムの話です。ナントは、一度、廃止した路面電車を復活させたことで街の活性化に成功し、その成果を知った他のヨーロッパの都市でもトラム見直し論が巻き起こったという歴史的な都市です。なので僕も積極的に利用したのですが、車内で路線図を目にしたとき、「あれ?」と疑問を感じました。上の図をクリックしていただけるとわかりますが、左がガイドブックやネットなどで確認できる正式なもので緑・青・赤の3路線なのに対し、車内のものではもう1路線、黄色が加わっているのです。しかし、緑に乗りながら観察してみても、そこに線路はないので、謎。
そこで乗換駅で降り、黄線のホームらしきところに向かったところ、真相がわかりました。正式なトラムではなく、バスをトラム風に運用していたのです。ご丁寧なことにトラムと同じ2両編成であるうえ、多くの区間で専用線を走り、プラットホームも設けられていました。つまり、利用するうえではトラムとまったく変わりません。黄線の沿線には大きなショッピングセンターもあるので(真ん中の島の南側)、乗る価値は十分にあります。ただし、実態はバスであるメリットも活かし、黄線の一部を走りながら途中で他の道路に向かう市バスも併用されているので、乗るときは「トラム風なのか、ただのバスなのか?」をちゃんと見極めないと知らないところに運ばれてしまいます。
ここで言いたいのは、町を活性化していくうえでトラムはかなり有効だということ。そして、完全なるトラムが建設できなくても代替手段はあるので、もっと柔軟に考えるべきだということです。とにかく、ナントの市内交通システムは多くの都市にとって参考にしたい点がたくさんあるので、関係者は、ぜひ、視察してください。
https://en.wikipedia.org/wiki/Nantes_tramway
フランス旅行情報メモ1:10年経つといろいろ変わる? ― 2019年01月23日 21:05
年末にフランスに行ってきました。大学生のころから数えると6回目の渡航ですが、前回が2008年だったので、もう10年以上経っています。そこで、この間の変化なども含め、感じたことをいろいろまとめていきます。あくまで私見なので、ご了承ください。
今回は、パリに加えてロワール川の下流に位置するナントにも行ってきました。フランスで6番目に大きい町で、パリからだと西に400kmほどの距離。モンパルナス駅発のTGVで約2時間と、「プラス1都市」としてちょうどいいですね。
ナントを選んだのは、ボルドー、ブルゴーニュに続くワインの産地であるロワール流域にあるので、「冬の大西洋の魚介類に合わせて飲みたいなあ」といった程度のあいまいなもの。あと、最近、芸術の街としても有名になってきたので、その様子も見たいと思いました。
そんなこんなでパリ行きの航空券を探したところ、エールフランスの直行便が13万円ほどで出ていたので迷わず購入。エアフラはエコノミーでもシャンパンが飲めるからです(笑)。割とサービスもいいしね。
クリスマスシーズンはフランス人も帰郷したりして交通機関が混むという話があったので、パリ・ナント間の鉄道チケットも抑えておきました。最初は国鉄(SNFC)のサイトで申し込もうとしましたが、途中で入力できなくなるところがあり(何か条件が合わないらしいが英語なのでよくわからない)、レイルヨーロッパにチェンジ。ここは日本人向けの代理店なのでスムーズに買えます。しかも、サイト上だけで申し込みを行えば、手数料もあまりかかりません(安心料だと思えばかなり安い)。
https://www.raileurope-japan.com/
ホテルはいつも通りエクスペディアで、1泊目のパリは何度か泊まっている北駅のHotel de l'Europe Gare du Nord、ナントはibis Styles Nantes Centre Gare、そして最後はパリのモンパルナスにあるHotel Apollinaireにしました。どれも駅近なのがポイントです。
以下に続く。
今回は、パリに加えてロワール川の下流に位置するナントにも行ってきました。フランスで6番目に大きい町で、パリからだと西に400kmほどの距離。モンパルナス駅発のTGVで約2時間と、「プラス1都市」としてちょうどいいですね。
ナントを選んだのは、ボルドー、ブルゴーニュに続くワインの産地であるロワール流域にあるので、「冬の大西洋の魚介類に合わせて飲みたいなあ」といった程度のあいまいなもの。あと、最近、芸術の街としても有名になってきたので、その様子も見たいと思いました。
そんなこんなでパリ行きの航空券を探したところ、エールフランスの直行便が13万円ほどで出ていたので迷わず購入。エアフラはエコノミーでもシャンパンが飲めるからです(笑)。割とサービスもいいしね。
クリスマスシーズンはフランス人も帰郷したりして交通機関が混むという話があったので、パリ・ナント間の鉄道チケットも抑えておきました。最初は国鉄(SNFC)のサイトで申し込もうとしましたが、途中で入力できなくなるところがあり(何か条件が合わないらしいが英語なのでよくわからない)、レイルヨーロッパにチェンジ。ここは日本人向けの代理店なのでスムーズに買えます。しかも、サイト上だけで申し込みを行えば、手数料もあまりかかりません(安心料だと思えばかなり安い)。
https://www.raileurope-japan.com/
ホテルはいつも通りエクスペディアで、1泊目のパリは何度か泊まっている北駅のHotel de l'Europe Gare du Nord、ナントはibis Styles Nantes Centre Gare、そして最後はパリのモンパルナスにあるHotel Apollinaireにしました。どれも駅近なのがポイントです。
以下に続く。
ベトナム、ハノイ旅行情報メモ2:泊まるなら旧市街でしょ。 ― 2018年10月07日 05:28
事前にいろいろ調べたところ、ハノイで泊まるならホアンキエム湖北側の旧市街しかなさそうだと思いました。移動手段が手強い路線バスしかない町なので、徒歩圏内に飲食店や物販店が集中しているほうが便利ですから。欧米人の情報をみても、個人旅行者はこのあたりに集中していたので(というか、他に行かない)、たぶん暮らしやすそうです。
で、ホテルを探したところ、よさそげだったのがHanoi Tirant Hotelでした。旧市街の中心部にあるうえ、値段のわりにまともそう。あと、小さくてもプールがあるのは魅力的です。今回は予想外に涼しかったので利用しませんでしたが、暑い国を旅したとき、ホテルにプールがあると熱を冷ますのに最適ですから。
http://www.tiranthotel.com/
無事、宿泊でき、このホテルを中心に生活した結果、気づいたことをいくつか書きます。地図が拡大できるので参考にしてください。
■Quan Bia Minh
ホテルの目の前のビアレストランです。二階のベランダ席から町を見下ろしてビールが飲めます。料理の味はそこそこですが、割と安い。客はほとんどが欧米人です。
■Pho Suong
ホテル裏手の路地にある超人気のフォーの店。スープが濃厚でおいしく、僕はここで開眼しました。ただし、庶民向けの店なので、化学調味料にいちゃもんつけないように(そういう人は高級な店へ)。すごいのは、昼食時に営業してないことです。どういう自信?
■Downtown Cafe & Restauran
レストランが並ぶホテル前の通りでもっともダサい名前だったので迷いましたが、雰囲気がよさそうなので入ってみました。店員がものすごく親切なうえ、生ビールやベトナム産ワインなども置いてあります。しっかりエアコンが効いているのも助かる(オープンエアの店が多いだけに貴重な情報)。料理にはライスなどが付いてくるので、1品でお腹いっぱいになります。
■New Day
ガイドブックでもよく紹介されているこの界隈ではもっとも人気の店で、すぐに満席になります。地元民ではなく欧米観光客御用達ですが、味がいいうえに親切で、頼みやすい。酒が飲みやすいのもポイントです。ただし、長居はしにくいですね。とにかく早めに行きましょう。
■Ta Hien通り
夜になるとレストランやバーのテーブルで埋まる旧市街の名物(写真参照)。実際にここで飲み食いすることは少ないのですが(あまりに落ち着かない)、雰囲気を味わいにいくにはいいでしょう。
で、ホテルを探したところ、よさそげだったのがHanoi Tirant Hotelでした。旧市街の中心部にあるうえ、値段のわりにまともそう。あと、小さくてもプールがあるのは魅力的です。今回は予想外に涼しかったので利用しませんでしたが、暑い国を旅したとき、ホテルにプールがあると熱を冷ますのに最適ですから。
http://www.tiranthotel.com/
無事、宿泊でき、このホテルを中心に生活した結果、気づいたことをいくつか書きます。地図が拡大できるので参考にしてください。
■Quan Bia Minh
ホテルの目の前のビアレストランです。二階のベランダ席から町を見下ろしてビールが飲めます。料理の味はそこそこですが、割と安い。客はほとんどが欧米人です。
■Pho Suong
ホテル裏手の路地にある超人気のフォーの店。スープが濃厚でおいしく、僕はここで開眼しました。ただし、庶民向けの店なので、化学調味料にいちゃもんつけないように(そういう人は高級な店へ)。すごいのは、昼食時に営業してないことです。どういう自信?
■Downtown Cafe & Restauran
レストランが並ぶホテル前の通りでもっともダサい名前だったので迷いましたが、雰囲気がよさそうなので入ってみました。店員がものすごく親切なうえ、生ビールやベトナム産ワインなども置いてあります。しっかりエアコンが効いているのも助かる(オープンエアの店が多いだけに貴重な情報)。料理にはライスなどが付いてくるので、1品でお腹いっぱいになります。
■New Day
ガイドブックでもよく紹介されているこの界隈ではもっとも人気の店で、すぐに満席になります。地元民ではなく欧米観光客御用達ですが、味がいいうえに親切で、頼みやすい。酒が飲みやすいのもポイントです。ただし、長居はしにくいですね。とにかく早めに行きましょう。
■Ta Hien通り
夜になるとレストランやバーのテーブルで埋まる旧市街の名物(写真参照)。実際にここで飲み食いすることは少ないのですが(あまりに落ち着かない)、雰囲気を味わいにいくにはいいでしょう。
マレーシア旅行情報メモ4:飲茶したければイポーへ! ― 2018年09月24日 00:52
仕事が立て込んでいて半年ほど放置していたブログですが、次の旅ネタがたまってきたのでマレーシア編の最終回をお送りします。
マレーシアのイポーは美食の町として知られており、それを楽しみに訪れた僕も、「鶏飯+もやし」「塩焼きチキン」「プリン」などの有名メニューを一通り食べてみました。しかしその中で、いちばん感動したのは飲茶でしたね。
飲茶は広東地方特有の食文化なので、中国であればどこでも楽しめるものではありません。近接する香港にも飲茶を売りにした店は多いのですが、実際には「飲茶風」の料理を出すだけの普通のレストランだったり、地元の人でいつもいっぱいの窮屈な店ばかりで、求めている雰囲気にはなかなか出会えないもの。そんな不満があっただけに「広州からの移民が多いイポーには飲茶店があります」と聞き、楽しみにしていました。結果は予想以上で、有名な3店、すべて味わった感想をまとめたので参考にしてください。
富山点心:大きく目立つ店。雰囲気もあるので観光客は、まずここに行きます。その点を批判する人もいますが、実際には9割以上は地元の常連客だし、味も価格も満足できるので、どこかひとつだけを選ぶならここが安心かな。ただし、オープンな構造なのでエアコンはありません。
明閣香港点心:口コミでは「いちばんおいしい」と言われることが多い店。たしかによくできた点心が多く、僕もうなってしまいました。ただ、すごく混んでるので、ゆっくり飲茶を楽しむというより、「味をたしかめに行く」といった感じかも(笑)。営業が6-14時と短く、少しでも空いた時間を狙って行かないと入れません。
玉福满点心楼:なんとなく三番目に位置されているこの店ですが、実はもっともお勧めです。味は普通においしいし、営業時間も朝昼に加えて、唯一、夜の部(23時まで)があるので、夕食にも利用できます。常連客でいつも賑わっているものの、そこそこ広いので窮屈な感じはなく、ゆったり飲茶を楽しめますね。料理はおばちゃんがお盆に乗せて回ってくるのでそこから選ぶほか、店内にある調理場に足を運び、直接、頼んでも大丈夫です。
この3店は同じ一角にあるのでハシゴしてみるのもいいかも(朝明閣、昼富山、夜玉福なら1日で可能)。その場合は近くにあるHotel Excelsiorに宿泊すると便利です。駅からはチケット式のタクシーで。ホテルから徒歩3分のところに大きなショッピングセンターもあります。
マレーシアのイポーは美食の町として知られており、それを楽しみに訪れた僕も、「鶏飯+もやし」「塩焼きチキン」「プリン」などの有名メニューを一通り食べてみました。しかしその中で、いちばん感動したのは飲茶でしたね。
飲茶は広東地方特有の食文化なので、中国であればどこでも楽しめるものではありません。近接する香港にも飲茶を売りにした店は多いのですが、実際には「飲茶風」の料理を出すだけの普通のレストランだったり、地元の人でいつもいっぱいの窮屈な店ばかりで、求めている雰囲気にはなかなか出会えないもの。そんな不満があっただけに「広州からの移民が多いイポーには飲茶店があります」と聞き、楽しみにしていました。結果は予想以上で、有名な3店、すべて味わった感想をまとめたので参考にしてください。
富山点心:大きく目立つ店。雰囲気もあるので観光客は、まずここに行きます。その点を批判する人もいますが、実際には9割以上は地元の常連客だし、味も価格も満足できるので、どこかひとつだけを選ぶならここが安心かな。ただし、オープンな構造なのでエアコンはありません。
明閣香港点心:口コミでは「いちばんおいしい」と言われることが多い店。たしかによくできた点心が多く、僕もうなってしまいました。ただ、すごく混んでるので、ゆっくり飲茶を楽しむというより、「味をたしかめに行く」といった感じかも(笑)。営業が6-14時と短く、少しでも空いた時間を狙って行かないと入れません。
玉福满点心楼:なんとなく三番目に位置されているこの店ですが、実はもっともお勧めです。味は普通においしいし、営業時間も朝昼に加えて、唯一、夜の部(23時まで)があるので、夕食にも利用できます。常連客でいつも賑わっているものの、そこそこ広いので窮屈な感じはなく、ゆったり飲茶を楽しめますね。料理はおばちゃんがお盆に乗せて回ってくるのでそこから選ぶほか、店内にある調理場に足を運び、直接、頼んでも大丈夫です。
この3店は同じ一角にあるのでハシゴしてみるのもいいかも(朝明閣、昼富山、夜玉福なら1日で可能)。その場合は近くにあるHotel Excelsiorに宿泊すると便利です。駅からはチケット式のタクシーで。ホテルから徒歩3分のところに大きなショッピングセンターもあります。
マレーシア旅行情報メモ3:ジョホールバルからの北上は意外と鉄道がいい! ― 2018年03月19日 04:46
ジョホールバル(JB)に滞在したあと、北上してイポーまで向かうつもりでした。マレーシアの交通事情を考えたとき、第一候補は「速い、便数が多い、価格も安い」の高速バスなのですが、今回、僕が選んだのは鉄道です。昼間は1便しかないうえ、無理のないスケジュールにするには途中のクアラルンプールで1泊する必要があるなど、かなり不利であるにもかかわらず、この結論に至った理由を説明していきましょう。
バス便における最大の問題は、出発地であるラーキンバスターミナルへの行き方でした。市内バスがあることはわかっていたものの、どこから乗ればいいのか、いまいち、はっきりしないのです。日本を発つ前、ネットでひたすら調べたところ、判明していたのは次の点でした。
・JBセントラル駅からラーキンに行くバスはいくつもあるが、乗り場は流動的。
・JBの市内バスは行き先表示が曖昧なので、運転手に確認するしかない。
それでも、この時点では舐めてましたね。JBセントラル駅のバス乗り場に行けば、簡単にラーキン行きのバスがみつかると信じていたのです。ところが、滞在中、何度も観察してみたものの、これがけっこう手強い。わかったのは、バス停があまりはっきり決まっていないのに加え、そこまで寄らずに付近の道路をゆっくり通過しながら客の乗り降りをさせるケースもあるということです。したがって、近づいてきたバスがいれば、とにかく片っ端から声を掛け、これだと思ったやつに乗り込むしかない!
それでも、僕もそこそこ旅の経験があるので、このシステム自体はそんなに問題ではありませんでした。実際、JBに来たときには無事に「ラーキン→セントラル」便をみつけたのですから。しかし、今回、仕事道具なども含めてけっこう大きな荷物を持っていたこともあり、ちょっと面倒臭いなあと思ったのはたしかです。
そんな複雑な思いのまま駅に戻り、切符売り場でクアラルンプール(KL)行きのチケットについて聞いたところ、あっさり買えることがわかり、その時点でバスはやめました。鉄道はたしかに時間がかかるものの、駅まで歩いて来れば確実に乗れるのだし、クアラルンプールでも町の中心部に到着できます(バスだとターミナルからの移動が必要)。あと「マレーシアの鉄道はジャングルの中を突っ走るのでけっこうおもしろい」という旅人の記録も頭を過ぎりました。車窓の風景を考えたら、高速道路を通過するバスより地域密着型の鉄道のほうが見所は多いはずです。
そんなわけで、僕が乗ったのは次の便です。
JB Sentral 10:00→14:25 GEMAS
GEMAS 15:00→17:12 KL Sentral
直行ではないのは、GEMAS(グマス)の南は非電化で、いかにもローカル線という風情なのに対して、北は電化されており、特急列車が走っているからです。それもあって時間がかかるものの、このルートを旅した人の多くが書くようにマレーシア縦断鉄道の旅は意外と楽しく、退屈しませんでした。景色はもちろん、乗客の人間模様なども見え、けっこうおもしろいですね。
車内販売はあまり期待できないので、昼食はJB Sentral駅で買っておいたほうがいいでしょう。個人的には、切符売り場の向かいにある店で売っている「葉っぱに包んだマレー料理の弁当」がお勧めです。「ごはん+ちょっとしたおかず」なので、たくさん食べる人は2つあったほうがいいかも。
結局、KLで1泊することになったので、セントラル駅近くの安いホテルを予約しておきました。モノレール駅の周囲には「簡易ホテル」といった趣の安宿がたくさんあり、便利です。飛び込みでも泊まれるとは思いますが、今回は荷物が多かったのでM&M Hotelというところをエクスペディア経由で抑えておきました。2000円台前半という安さなので部屋は「ほぼベッド」という狭さではあるものの、「デスク」を使えるスペースはぎりぎりあるし、シャワー&トイレ&洗面所は1.5畳ほどあって、意外と快適です。さらに、このエリアはリトルインディアとも呼ばれるインド人街に隣接しているので、おいしいカレーも食べられます(駅に隣接したショッピングモール上階のフードコートもけっこうリーズナブル)。
翌朝の「KLセントラル→イポー」のチケットも事前にマレー鉄道のサイトで予約しておいたので、この日はインド料理を満喫し、コンビニで買ったビールを飲んで寝てしまいました。
バス便における最大の問題は、出発地であるラーキンバスターミナルへの行き方でした。市内バスがあることはわかっていたものの、どこから乗ればいいのか、いまいち、はっきりしないのです。日本を発つ前、ネットでひたすら調べたところ、判明していたのは次の点でした。
・JBセントラル駅からラーキンに行くバスはいくつもあるが、乗り場は流動的。
・JBの市内バスは行き先表示が曖昧なので、運転手に確認するしかない。
それでも、この時点では舐めてましたね。JBセントラル駅のバス乗り場に行けば、簡単にラーキン行きのバスがみつかると信じていたのです。ところが、滞在中、何度も観察してみたものの、これがけっこう手強い。わかったのは、バス停があまりはっきり決まっていないのに加え、そこまで寄らずに付近の道路をゆっくり通過しながら客の乗り降りをさせるケースもあるということです。したがって、近づいてきたバスがいれば、とにかく片っ端から声を掛け、これだと思ったやつに乗り込むしかない!
それでも、僕もそこそこ旅の経験があるので、このシステム自体はそんなに問題ではありませんでした。実際、JBに来たときには無事に「ラーキン→セントラル」便をみつけたのですから。しかし、今回、仕事道具なども含めてけっこう大きな荷物を持っていたこともあり、ちょっと面倒臭いなあと思ったのはたしかです。
そんな複雑な思いのまま駅に戻り、切符売り場でクアラルンプール(KL)行きのチケットについて聞いたところ、あっさり買えることがわかり、その時点でバスはやめました。鉄道はたしかに時間がかかるものの、駅まで歩いて来れば確実に乗れるのだし、クアラルンプールでも町の中心部に到着できます(バスだとターミナルからの移動が必要)。あと「マレーシアの鉄道はジャングルの中を突っ走るのでけっこうおもしろい」という旅人の記録も頭を過ぎりました。車窓の風景を考えたら、高速道路を通過するバスより地域密着型の鉄道のほうが見所は多いはずです。
そんなわけで、僕が乗ったのは次の便です。
JB Sentral 10:00→14:25 GEMAS
GEMAS 15:00→17:12 KL Sentral
直行ではないのは、GEMAS(グマス)の南は非電化で、いかにもローカル線という風情なのに対して、北は電化されており、特急列車が走っているからです。それもあって時間がかかるものの、このルートを旅した人の多くが書くようにマレーシア縦断鉄道の旅は意外と楽しく、退屈しませんでした。景色はもちろん、乗客の人間模様なども見え、けっこうおもしろいですね。
車内販売はあまり期待できないので、昼食はJB Sentral駅で買っておいたほうがいいでしょう。個人的には、切符売り場の向かいにある店で売っている「葉っぱに包んだマレー料理の弁当」がお勧めです。「ごはん+ちょっとしたおかず」なので、たくさん食べる人は2つあったほうがいいかも。
結局、KLで1泊することになったので、セントラル駅近くの安いホテルを予約しておきました。モノレール駅の周囲には「簡易ホテル」といった趣の安宿がたくさんあり、便利です。飛び込みでも泊まれるとは思いますが、今回は荷物が多かったのでM&M Hotelというところをエクスペディア経由で抑えておきました。2000円台前半という安さなので部屋は「ほぼベッド」という狭さではあるものの、「デスク」を使えるスペースはぎりぎりあるし、シャワー&トイレ&洗面所は1.5畳ほどあって、意外と快適です。さらに、このエリアはリトルインディアとも呼ばれるインド人街に隣接しているので、おいしいカレーも食べられます(駅に隣接したショッピングモール上階のフードコートもけっこうリーズナブル)。
翌朝の「KLセントラル→イポー」のチケットも事前にマレー鉄道のサイトで予約しておいたので、この日はインド料理を満喫し、コンビニで買ったビールを飲んで寝てしまいました。








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