タイ、バンコク旅行情報メモ2:ワット・パクナムついでに1駅だけの鉄道旅2019年05月15日 02:35

最近のバンコクで「映える」スポットといえば、写真のページ(http://www.ne.jp/asahi/happy/golucky/photopage.htm)でも紹介しているタラート・ロッファイ・ラチャダーとワット・パクナムでしょう。今回の旅ではそういった人気の場所も回ってみようと思っていたので、ここではワット・パクナムを訪れたときに気づいたことをいくつか書きます。

まず、行き方ですが、複数のガイドブックを確認したところ、『地球の歩き方 バンコク』(2018-19年版)がいちばんわかりやすかったのはさすが。おさらいしておくと、BSTのタラットプルー駅(Talat Phlu)まで行き、2番出口で地上に降りたら、そこで赤いソンテオ(小型トラックの荷台を客席にしたバス)を待ちます。15分以内に来ると思うので、一応、「ワット・パクナム?」と確認してから乗ってください。あとは終点まで20分ほどです(心配ならグーグルマップで経路の確認を)。料金30バーツは、降りてから運転手のとこに行って支払います。

ここからは案内があるし、日本人女性もたくさんいるので迷うことはないと思います。補足しておきますと、寺の敷地らしきところに入ったら「右・左」と進めば、例の部屋(http://www.ne.jp/asahi/happy/golucky/P3110886xxx.jpg)のある建物に着くはずです。エレベーターは止まっていることが多いので、がんばって最上階まで階段を昇ってください。

寺院としての価値はよくわからないものの、ビジュアル的には美しいので、個人的には割と満足できましたね。今は日本人御用達になっていまずが、この流れだと、すぐに韓国人や中国人が殺到するので、早めに訪れたほうがいいと思います。

ワット・パクナムは観光客からもいっさい入場料を取らない太っ腹の経営方針です。それにもかかわらず、次々と新施設を増築中なのは、何か太い資金源でももっているのでしょうか。今は巨大な仏像を建設しており、鉄鋼の骨組みを観察できるのは貴重な体験だと思います。

帰りは来た道を戻り、セブンイレブンのところで待っていると(降りたところより少し先)、車庫で折り返した赤いソンテオがやって来ます。そのままBSTの駅まで行ってもいいですし、もうちょっとタイのディープなところを覗きたければ、手前にあるタイ国鉄のタラットプルー駅で降りてみてください(踏切があるので、そこで運転手に合図すれば止めてくれます)。

ここを走っているのは「線路の上まで売り場がある」で有名なメークロン市場方向に進むマイナーな路線なのですが、バンコク近郊は通勤・通学需要があるので、そこそこ本数があります。したがって、駅で上りのウォンウェイヤイ駅(Wongwian Yai)行きの出発時刻を確認したら、窓口で乗車券を買ってください(閉まっていても強引に開ければ大丈夫)。料金は1駅分、わずか10円ほど(3バーツ)なのに、コンピュータでプリントした立派なチケットをくれるので、記念になります。

あとは出発まで、まさに庶民の街という感じの周辺を散策し、多少、遅れて到着するであろう列車に乗り込めば、タイのローカル線の雰囲気を充分に味わえます。保線が緩いので思いっきり揺れるのも旅情ですね。乗客もBSTに比べると濃く、数分間の短い旅でもけっこう感動できます。

終着のウォンウェイヤイ駅はフアランポーン駅などと並ぶ「バンコクを代表する鉄道駅」のひとつなのに、知らないでいるとみつけられずに通り過ぎてしまうほど小さく、のどかな場所です。最近は、そのマイナーぶりが受けて観光スポットのひとつになっているほど。たしかに、ホームと食堂街が一体となった風景は一見の価値があります。

そんな雰囲気を楽しんだら、駅を出て右手に進めば徒歩10分ほどでBSTのウォンウェイヤイ駅に着きます。そこからは現実世界に戻り(笑)、帰路に就いてください。ワット・パクナムと合わせても、3時間ほどのミニツアーを楽しめるはずです。